以下の記事で、解約顧客、更新顧客のヘルススコアの推移を見る際に、単純な更新日の項目を利用すると正確な値が取れなくなってしまいます。
例えば、更新日の1週間前のスコアを取ろうとすると、次回の更新予定が半年後の顧客はまだ更新日の1週間前の値が存在しないため、更新日n週間前のnの値が小さいほど、対象となる顧客数が少なくなってしまうという現象が起きます。
データの正確性を担保するためには、前回の更新日を別で持たせることで、解約顧客、更新顧客それぞれの集計に差が生まれづらくなります。
今回は、リレーションシップのオブジェクトで以下の項目の作成方法をご紹介致します。
(更新日がリレーションシップにあるか、カンパニーにあるかは企業によって異なりますので、自社の環境をご確認ください)
前回の更新日:
- 更新していれば前回の更新日(2024/9/13に1年契約で更新したとすると、次回更新までは2024/9/13が入る)
- 解約されている場合には更新予定日(解約日)(2026/9/13に更新予定だが解約してしまった場合は2026/9/13)
最終の更新日:
- 更新日が変更されたかどうかを検知するための更新日を作成します。
- 例えば、 2025/9/13が更新日で、更新が決まった際に2026/9/13に更新日が変わったとすると、最終の更新日と更新日のデータが異なる値となるため、前回の更新日を更新する用途で利用します。
- この項目はレポートなどでは利用しないルールエンジン用の項目になります。
手順①
データ管理のリレーションシップオブジェクトから、「前回の更新日」の項目をDate型で作成します。

手順②
任意の名前でルールエンジンを作成し、リレーションシップで以下の項目を選択します。
- GSID
- 前回の更新日
- 更新日
- ステータス
- 最終の更新日

手順③
続いて、Continue to Actionsからアクション設定の画面へ遷移し、『解約顧客の「前回の更新日」の更新』のクライテリアを設定します。
(解約済ステータスであり、前回の更新日がその時の更新日になっていない顧客のみアクションが実行される)

そして、「Load to Relationship V2」のアクションを選択し、以下のように更新日を前回の更新日に登録します。
※OperationはUpdateを指定し、IdentifierはGSIDを設定してください。

手順④
ActionからCriteriaを追加し、次は『更新顧客の「前回の更新日」の更新』のクライテリアを設定します。
※解約済ステータスではなく、更新日と最終の更新日が一致しない(すなわち更新日が新しくなった)もしくは最終の更新日/前回の更新日のどちらかがNULL(新しく作成されたレコード)のみを抽出

そして、同様に、「Load to Relationship V2」のアクションを選択し、以下のように設定を実施してください。
更新日→最終の更新日
最終の更新日→前回の更新日

手順⑤
最後にルールエンジンを任意のスケジュールで実行するように設定をすれば完了です!