こちらの記事にありますように、Gainsight のMCPがリリースされます(4月25日)。
この発表が意味することをひと言で言うと
——「GainsightはAIエージェントが直接操作できるプラットフォームになる」
ということです。
カスタマーサクセスの仕事のあり方をも変える、大きな転換点だと考えます。
そもそもMCPとは?
MCP(Model Context Protocol)は、Anthropic社が提唱したオープンな通信規格です。
AIエージェント(ClaudeやChatGPTなど)と外部のシステム・データソースを標準化された方法でつなぐための「共通言語」と考えるとわかりやすいでしょう。
従来、AIにSalesforceのデータを参照させたい、Gainsightのヘルススコアを確認させたいと思っても、個別にAPIを実装するエンジニアリングが必要でした。MCPはその接続を「プラグイン」のように標準化します。
つまり、MCPに対応したシステムは、AIエージェントにとって「すぐに使える道具」になるのです。
MCPが何かは、安野貴博氏のYoutubeでわかりやすく解説されてますので視聴をおすすめします。
Staircase AIに続き、Gainsight CSもMCP対応へ
実はすでに、Staircase AIのMCPは先行してリリースされています。

ClaudeやChatGPTからStaircase AIに接続し、顧客とのコミュニケーションから抽出されたセンチメント・リスク・エンゲージメント情報を自然言語で呼び出せる——これだけでも非常に強力です。
Staircase AIのMCPを使うと、AIにどんなことをお願いできるようになるかは、以下の記事をご参照ください。
そして今回の発表で、Gainsight CSもMCPに正式対応することになります(4月25日ローンチ予定)。
Staircase AIはメール、Slack、ミーティング、サポートチケットなどの非構造化コミュニケーションからセンチメント・リスク・ステークホルダーエンゲージメント・拡大機会といったシグナルを抽出します。
一方Gainsight CSは、ヘルススコア・製品利用状況・更新契約データなどの記録系と、CTA・サクセスプラン・自動化ジャーニーなどのアクション系を担います。
MCPによって、両者を組み合わせたエージェントを構築できるようになります。
何が変わるのか
Gainsight MCPによって、以下のようなことがAIからの指示で可能になります:
- 情報の呼び出し(ヘルススコア、CTA、タイムライン、サクセスプラン、等)
- 書き込み(CTAの更新、タイムライン投稿、サクセスプランの更新、等)
これらが、APIの設定や項目のマッピングなど不要で、「自然言語」で指示できるようになります。
直近の議事メモを貼り付けたりリンクなどで指定する必要もありません。
「〇〇社の決裁者とのミーティング資料を作成して」
「イベントで〇〇社の〇〇本部長とバッタリあってこういう会話をしたからタイムラインに記録しておいて」
こんな聞き方で、AIが自動的にMCP経由でGainsightに必要な情報を取得しに行ったり、書き込みに行きます。
複数MCPで広がるユースケース
さらに、MCPは単体ではなく他のMCPと組み合わせることで、ユースケースが爆発的に広がります。
契約書や規約はPDFでBoxに保存しているのなら、BoxのMCPと連携すれば実際に締結した契約書の文面も探し出した上で内容を把握したり、SlackのMCPと連携すれば社内のコミュニケーションを参照したり、チャネルに投稿したり。
Notionの読み書き、Figma、Canva、などなどMCP対応ツールはどんどん広がっています。
そして素晴らしいのが、一回の指示で複数のMCPを上手い具合にAIが使いこなしてくれます。
例えばある顧客に関し、
Gainsight CS上で更新日とサクセスプランの進捗やリスクなどを確認し、
Staircase上で最近のエンゲージメントの強さとセンチメント、懸念のトピックから製品リクエストを確認し
Slackの社内の会話からその製品リクエストの優先順位を確認し、
優先度を上げるために製品開発部門への説明の資料をGoogle Drive上で作る。
といった流れを以下のような1度の指示で実行してくれます。
〇〇でのリスク・課題を特定し、社内Slackから漏れている対応を特定して取るべきアクションを教えてください。必要に応じて資料化してください。
ご参考までに弊社では、Claudeに、Gainsight CS、Staircase AI、Gmail、Google Calendar、Google Drive、Box、Notion、Slack、Smartsheet、ZapierなどのMCPを繋げて使えるようにしています。
皆さんはどんなユースケースでMCPを活用したいですか?
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4月25日のリリースの直前の4月23日に開催される、第6回 AI分科会は、MCPをテーマにしようと思います。
CSの業務をガラっと変えるインパクトのあるMCPについて一緒に理解を深めユースケースをディスカッションしましょう。
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