先日発表されましたQ4のリリースの中から皆様に特にご注目いただきたい内容をピックアップしてお伝えいたします。
今回は「SFDC双方向リアルタイム同期」です。
SFDC双方向リアルタイム同期とは?
Giansightをご利用いただいているお客様の中で、Salesforceをお使いの企業様は非常に多くいらっしゃいます。今回はそのようなSalesforeユーザーの皆様にとっても嬉しいアップデートです。
これまでもGainsightとSalelsfroceはコネクターを利用してデータを同期することができました。しかし、リアルタイムではありませんでした。
今回の「SFDC双方向リアルタイム同期」リリースによって、Gainsightのコアエンティティ(Company、People、Cases)とSalesforceをリアルタイムで同期することができるようになりました。

※SFDC双方向リアルタイム同期を適応するには管理者による手動デプロイが必要です。
リアルタイム同期が嬉しい理由
営業やマーケチームとカスタマーサクセスチーム間で良好なコラボレーションを実現するには、GainsightとSalesforceの間でのデータ共有は欠かせませんよね。
多くのケースでは、GainsightとSalesforceの間のデータシンクが例えバッチベース(例:日次同期)でもさほど大きな問題は無いかと思います。
しかし、リアルタイムの同期が不可欠になるシナリオが2種類あります。
【1】時間的な制約(データ同期の遅延)がビジネスに大きな問題を引き起こすケース
例えば、とある顧客が「解約する可能性あり」とマークされた場合、そのお客様を担当するCSMや営業担当者はもちろん、自動化しているワークフローなど、すぐにその情報をキャッチして対応する必要があります。
このようなリスク対応は遅くなるほど対処が困難、もしくは手遅れになってしまいます。リアルタイム同期によって、リスクを迅速に察知して対応することが可能になります。
【2】2つのシステム間でどちらからも更新できるようにする場合
そして、もう1つのリアルタイム同期が求められるシナリオはSalesforceとGainsightのどちらのシステムでもデータを「更新」できるようにする場合です。
SalesforceとGainsightの両方で同じ情報を更新する場合、古い情報によって新しい情報が上書きされてしまうシナリオは避けたいですよね。でも、これはデータ同期にタイムラグがあると回避するのは難しいのです。(そのため、どちらか一方からのみ更新可能に制限)
しかし、リアルタイムに更新(片方のシステムからもう片方にデータを反映)することで、この問題は大幅に軽減されます。
その他にもリアルタイム同期によってこのような課題が改善されます。


画面上ではどのように更新される?
こちらがSalesforceで更新した情報がGainsightに反映される際のサンプルです。
営業担当者がSalesfroce上で[景気後退へのインパクト]項目の値を”High”に更新すると、Gainsight上でもリロードした際に値が更新されています。(上図)
また、SFDC双方向リアルタイム同期を適応するにはGainsightのSalesforceコネクターの設定変更が必要です。(下図)

SFDC双方向リアルタイム同期の詳細と注意事項
こちらはAdminの方向けのご案内となります。
SFDC双方向リアルタイム同期に関する注意事項です。ジョブの上限やAPIコール数などご確認ください。

その他、制約事項もありますので併せてご確認ください。

その他の詳しい情報や設定方法の詳細は弊社サポートサイト「Gainsigt Go」をご覧ください。
Gainsight to Salesforce Real-Time Sync (Beta)
それ以外のQ4リリースの情報はこちらをご確認ください。
以上、ご参考になりましたら幸いです。