CSMが活動の中で特定したリードからアップセルやクロスセルが生まれるエクスパンションは、収益の貢献として取り組みたい活動の一つです。
特定したリードの、その後のフォロー、クローズに関する役割分担は企業によって異なりますが、どこかのタイミングでCRMに連携させて営業や他の部門と共有したいですよね。
この記事では、Gainsightで作成したリード(CSQL)をHubspotの取引(Deal)に連携する方法を解説します。
1. CSQLのGSIDを格納する項目をHubspotの取引オブジェクトに作成する
CSQLをGainsightで作成し、Hubspotへ連携し、その後Gainsight上でそのCSQLを更新した場合に正しくHubspot側が更新されるよう、GSIDをキーとして連携します。
そのためには、Hubspotの取引オブジェクトにカスタム項目(String型)を新規に作成します。
2. CSQLオブジェクトに必要な項目を設定する
Hubspotの取引を外部から作成するために必須の項目は以下です。
# | 項目 | 型 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | GSID | GSID | 連携時のユニークキーになります |
2 | Name | String | 商談名 |
3 | Pipeline | Dropdown | パイプライン |
4 | Deal Stage | Dropdown | 取引ステージ |
これらを連携するために、#2から#4までと、その他連携した情報をCSQLオブジェクト上にカスタム項目で作成します。
#1はCSQLオブジェクトに標準で存在するため特に設定不要です。
3. ルールエンジンでCSQLをHubspot 取引(Deal)へ連携する
ルールエンジンにて、CSQLオブジェクトを設定し、上記2に含まれる項目と、それ以外に連携した項目を選択し、アクションに「Load to Hubspot」を選択します。
オペレーションを「Upsert」にし、2の項目をマッピングします。#1のGSIDは、ステップ1で作成した項目にマッピングします。
4.連携後のHubspotのオペレーション
Hubspotに自動生成された取引は、取引先に紐づいていません。
取引先へは手動で紐付けをする必要があります。連携項目に取引先名を含めるなどするとオペレーションがしやすくなり良いと思います。
Hubspotの取引を、Gainsightの商談と連携する方法は以下の記事をご参照ください。