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Staircase | メールサービス(ドメイン)との接続

  • January 28, 2025
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Staircase | メールサービス(ドメイン)との接続
Hideta Mitsuhashi
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Staircase AIでは対象ユーザーと顧客間のメールを取り込み、顧客単位で紐づけて整理・分析を行います。

この記事ではその設定手順を解説します。

 

 

チームメンバーとユーザー

お客様とコミュニケーションをとる社員をチームメンバーと呼びます。

そして、チームメンバーのコミュニケーション内容が分析されて上がってきたインサイトをStaircaseで確認する人がユーザーです。

チームメンバーとユーザーはイコールである必要はありません。

例えば顧客とコミュニケーションをとるチームメンバーが50人、その中でStaircaseを活用するユーザーは10人、という具合です。

 

Google との連携

※ Google Workspace の管理者権限が必要です。

(Step1)Google Workspace内でチームメンバーのユーザーグループの作成

まず、Staircaseにメール情報を連携させたいチームメンバーを特定し、チームメンバーで構成されるGoogle Workspaceのユーザーグループを新規に作成します。

このユーザーグループに、Step2でインストールするパッケージを紐づけることで、ユーザーグループ内のチームメンバーと顧客間のメールのみがStaircaseに連携されます。

ここで含めるチームメンバーは、「社員全員」とはせずに、顧客との接点がある社員に絞ることを推奨します。

経理や人事など、顧客とのコミュニケーションが発生しない部門はメンバーから除外しましょう。

 

(Step2)Staircase AI Appをインストール

こちらのリンクより、Google Workspace MarketplaceのStaircase AI Appをインストールします。

インストールの際、適用の対象を選ぶ場面があるので、Step1で作成したユーザーグループを選択します。

 

 

Staircase AI Appのインストール

 

(Step3)Staircase AI上でGoogleと接続

Staircase AIの管理者権限を持ったユーザーでログインし、[Setting] (歯車アイコン)- [Integration] - [Google]と進み、Connectボタンを押す。

 

これで完了です。

10分ほど経ってもメールが連携されない場合は設定手順を再度ご確認ください。

 

Microsoftとの連携

(Step1)セキュリティグループの作成

Staircaseと連携するための新しいセキュリティグループを作成します。作成したら、営業やサポートなど、連携対象とするチームメンバーが含まれるように紐付けをします。

(Step2)Staircase AIの接続

Staircase AIの管理者権限を持ったユーザーでログインし、[Setting] (歯車アイコン)- [Integration] - [Microsoft]と進み、Connectボタンを押す。

(Step3)接続するアカウントを選択(要管理者権限)

(複数ある場合は)該当するMicrosoftアカウントを選択してください。

 

(Step4)内容を確認し許可

連携の内容を確認し、許可(Accept)ボタンを押します。

この連携でStaircase AIは、設定されたグループのユーザーのメールとミーティング情報へのアクセス許可を求めています。閲覧のみの権限なので、これによりユーザーのデータが変更されることはありません。また、ユーザーの名前、メールアドレス、タイトル、部署といった基本情報へもアクセスします。

(Step5)グループの紐付け

Step4の権限の許可をすると、Staircase AIにリダイレクトされて戻ります。

[Limit synchronization to users of this group] という項目に、Step1で設定したグループ名を記入し、[Update] ボタンを押します。すると、Staircase AIは、対象のすべてユーザーのコミュニケーションおよびカレンダー情報を取り込み始めます(Staircase AIで設定している顧客との間のもののみ)。

*ITアドミンによるグループ作成から、Staircaseとの接続許可まで最大5分程度時間が必要な場合があります。​

(Step6)アクセス範囲の設定

権限をグループに絞ることで、Staircase AIがグループ内のユーザー情報にしかアクセスできないように設定します。PowerShellにて以下を実行します。

New-ApplicationAccessPolicy -AppId "<Staircase_Entra_App_ID>" -PolicyScopeGroupId "<Staircase_Group_ID>" -AccessRight RestrictAccess

以下のコマンドを使うと、アクセスの許可の設定状況の確認ができます。

Test-ApplicationAccessPolicy -AppId "<Staircase_Entra_App_ID>" -Identity “<確認したいメールアドレス>”

確認するメールアドレスへのアクセス権限の状況がgranted もしくは deniedで結果表示されます。

 

Microsoft ドメインのアンインストール

メールやカレンダーの取り込みを中止する場合は、Staircase AIの[Settings] - [Configuration] - [Integration] のMicrosoftを開き、[Disconnect]をクリックすることで接続が切断されます。