Gainsightを使用してメールの到達率を向上させるためには、DNS設定が不可欠です。メールのドメイン認証を適切に設定することで、メールがスパムフィルタにかかるリスクが減り、受信トレイに届く確率が高まります。この記事では、DNS設定を行うための具体的な手順を紹介します。
ドメインの許可
Gainsightではsendgridを利用してメールの送信を行っています。ドメインの許可を行うことで、Gainsightから送られるメールを受信するメールサーバー側が、会社のドメイン(メールアドレスの@移行の部分)が正しいもの(=迷惑メールではない)ということを認識することができ、本当にその会社から送られたメールだということを検証することができます。
許可を行う方法
許可を行うためには、Gainsightのサポートに連絡して頂く必要があります。
サポートチケットを上げる方法は以下の記事を参照下さい。
- サポートチケットをあげて、Gainsightサポートから自社のDNSに登録する情報を受け取ります
その際に、サポートチケットの中に以下の内容を含めて頂く必要があります。
- 送信で使用するドメイン(メールアドレスの@移行の文字列)
- Gainsight環境のテナントID(Gainsightにログインして頂き、メニューバーの管理>アプリケーション設定のページから確認できます)
サンプル
| Subject | Whitlist domain |
| Description | Please whitlist our Domain. Domain : <利用したいドメイン> TenantID : <Gainsight環境のテナントID> |
| I need help with... | Email Service > DNS Settings |
Gainsightのサポートチームが対応を行い設定が完了すると、サポートチームから以下のような形式でCNAMEレコードの情報が共有されます。

- 会社のDNSの設定を行います。
送られてきたCNAME情報は自社のDNSサーバーに登録をする必要があります。自社のIT管理をしている部門が設定できる場合が多いため、その場合はサポートから受け取った情報をDNSサーバーに設定するように依頼して下さい。
- ドメイン許可設定の最終確認
DNS設定が完了したら、その旨をGainsightのサポートチームにお伝え下さい。(チケットへの返信としてお伝え頂ければ大丈夫です)
サポートチームはその連絡を受けて検証テストを行い、値が適切に設定されているかを確認致します。正常に完了すればその旨が連絡されるので、これですべての設定が完了です!
実際にメールを送信して、きちんと会社のドメインが認証された形で送られたかどうかを確認してみて下さい。
このガイドが参考になりましたか?ご意見や質問があれば、コメント欄にてお知らせください。