S3やBulk APIで、データをロードしようとしたらアクセスエラーになる場合の対処方法
bulk APIやS3からデータをロードしようとしたら、「アクセスエラー」になる場合、「IPアドレスの制限」が原因の可能性が高いです。
この場合、コネクタ2.0(Connectors 2.0)で 信頼できるIPアドレス範囲 を設定する必要があります。
この記事でその設定手順を解説していきます。
📌 1. なぜアクセスエラーが起きるの?
「許可されていない場所」からのアクセスとみなされて、ブロックされているのが原因です。
Gainsightでは、セキュリティを高めるために「決められたIPアドレスからのアクセスだけを受け付ける」という制限をかけられます。bulk APIやS3連携で使うアクセスキーにこのIP制限が有効になっていると、許可リストに載っていない場所からの接続は弾かれ、アクセスエラーになります。
つまり解決策はシンプルで、データ連携をおこなう「連携元」のIPアドレスを、許可リスト(信頼できるIP範囲)に登録してあげることです。なお、Gainsight自身のIPは常に許可されているため、追加で登録が必要なのは連携元のIPだけです。
🌐 2. 連携元のグローバルIPアドレスを調べる
まずは、許可リストに登録する「連携元のグローバルIPアドレス」を調べます。
グローバルIPアドレスとは、そのPCを識別するための「住所」のようなものです。
インターネット上にグローバルIPアドレスの確認サイトはたくさんあるので、それを使えばかんたんに調べられます。
- データ連携元の環境(サーバーやPC)から、ブラウザで
グローバルIP 確認と検索します。
(S3やPostmanを起動しているPC=データを連携しようとしているPCで調べてください) - 「確認くん」「CMAN IPアドレス確認」など、無料の確認サイトがたくさんヒットします。どれでも構いません。
- サイトを開くと、
203.0.113.45のような数字が表示されます。これがグローバルIPアドレスです。メモしておきましょう。

※グローバルIPアドレスはGaisight CSのレポートを使って調べることも可能です!🤗
1.[レポート]メニューで「レポートを作成」ボタンを押す
2.画面左上のオブジェクト検索画面で「ユーザーログイン履歴」を指定する
3.ショーミーに、ログイン時間・ユーザーメール・ソースIPアドレスを指定する
4.レポートを集計すると、画面上にログインしたユーザーメールアドレスとソースIPアドレスが確認できます

ここが一番のつまずきポイントです。必ず「実際にGainsightへアクセスする環境」から調べてください。
ご自身のPCで実行するならそのPCから、社内サーバーやクラウド(AWSなど)から実行するならその環境から調べたIPが必要です。
VPNや社内ネットワーク経由だと表示されるIPが変わることもあります。
※動的なIPアドレスの場合
環境によってはIPが固定でなく時々変わることがあります。
「203.0.113.45」で最後の「45」の部分だけ動的に変わる場合などは「203.0.113.00」と「00」にし、
サブネットマスクとして末尾に「/24」を追加することで許可する範囲を広げることができます。
これにより、毎回動的に変わっても都度変更することなくアクセスが許可されるようになります。
(例:住所で番地まで指定していたのを、市までに広げるイメージです。)
✅ 3. 信頼できるIPアドレス範囲を適用する
2.で調べたグローバルアドレスを以下の画面で設定します。
1.Gainsight CSの[管理] - [インテグレーション] -[コネクタ2.0(Connectors 2.0)]メニューを開く
2.対象のコネクタの右端にある 三点リーダ(︙) をクリックし、メニューから 「接続を編集」 を選択します。

3.「信頼できるIPアドレス範囲を適用する」 のチェックボックスがオンになっていることを確認します。
4. 「追加の IP 範囲」のチェックボックスをオンにし、入力欄にIPアドレスを入力します。

🚀 4. データ連携を再実行して確認する
設定を保存したら、もう一度データロードを実行して、エラーが解消したか確認します。
S3またはbulk APIからのデータロードをもう一度おこなってみましょう。
先ほどまでのアクセスエラーが出なくなっていれば、設定は成功です。
もしまだ同じエラーが出る場合は、
登録したIPアドレスが、実際の送信元と違っている可能性が高いです。
手順2に戻り、「本当に連携をおこなっている環境」からグローバルIPを調べ直して、登録内容と一致しているか確認してみてください。
以上で設定は完了です。