Gainsight の AI 機能をご利用にあたり、AI 機能の仕様やデータの取り扱いに関するよくある質問をまとめています。
セキュリティ・データ管理に関する仕様確認
Gainsight の AI 機能は、以下のセキュリティ設計を採用しています:
1. Zero Training(企業データを学習に使用しない設計)
Gainsight の AI 機能は、お客様のリクエストに基づき、データが AI モデルの学習に使用されない設計(「Zero Training」)となっています。これにより、ユーザーデータが基盤モデルの改善に再利用されることはありません。なお、この設定をご希望の場合は、担当の CSM までご連絡ください。
2. Zero Data Retention(ZDR)
AI 機能で処理されたデータは、送信後すぐに削除される Zero Data Retention ポリシーに基づいており、セッション終了後に保存されることはありません。
3. アクセス制御・操作ログ・オプトイン制御
管理者レベルでのアクセス制限設定、操作ログの記録、ユーザー単位でのオプトイン・オプトアウト制御が可能です。
参考:Gainsight AI Security Overview
個人情報保護法への対応に関する仕様確認
日本の個人情報保護法(APPI)対応として、Gainsight は以下の機能と制御を提供しています。
1. 個人情報のフィルタリング機能
AI 処理に渡るデータ(例:Timeline、メール、Slack連携データ等)は、管理者の設定によって、制御可能です。
2. 自動個人情報マスキング機能
一部の AI 対応機能では、自動で個人識別情報(氏名、メールアドレスなど)を検出・マスキングし、AI に渡す前に除去する機能が搭載されています。
3. AI 機能の使用制御
管理者は、組織全体単位で AI 機能を有効/無効にする設定が可能です。また、個々の機能ごとに AI 処理の対象範囲を制御できます。
参考: Data Privacy FAQs for Generative AI Supported Features
アクセス制御の設定手順
1. AI に渡るデータ範囲の確認
- Administration > Gainsight AI で、各 AI 機能が処理するデータの種類(例:Timeline、Success Plansなど)を確認できます。
- 必要に応じて、特定のデータタイプの処理を無効化することも可能です。(support.gainsight.com)
詳細な設定手順やサポートが必要な場合は、Gainsight の公式サポートページやコミュニティをご参照ください。また、予告なく内容が変更される場合もございます。最新の情報は Gainsight の公式サポートページや担当 CSM までお問い合わせください。